Pangramに代わる、無料のオープンソースツール

SlopTotalは無料のオープンソースAI検出器です。Pangramが独自のスコアを1つ返すのに対し、SlopTotalは同じ文章に23のオープンな検出器をかけ、それぞれのスコアをすべて表示します。アカウントも利用上限もありません。

Pangramの公式サイト

機能 SlopTotal Pangram
検出エンジン 独立した23個 1つのモデル
各エンジンのスコアを表示 あり なし
ウェブページの分析 あり 一部のみ
盗用チェック用データベース なし 部分的
料金 無料、アカウント不要 登録後は1日20回まで無料。有料プランは月20ドルから
オープンソース あり なし

Pangramのほうが向いている場合

Pangramの強み:毎日の無料枠と、文書のどの程度がAIらしいかを示すレポート。料金:登録後は1日20回まで無料。有料プランは月20ドルから。

それが必要で、ベンダーとの契約も求めるなら、Pangramは今でも適したツールかもしれません。

Pangramの代わりを探す理由

よくある理由は、料金、登録の必要、そして中身を確かめられない1つだけのスコアです。この比較でのPangramの主な弱点:無料のチェックにもアカウントが必要で、スコアを出すモデルは公開されていない。

SlopTotalの違い

すべての分析で23のエンジンが動きます。ニューラル分類器、パープレキシティやGLTRなどの統計テスト、そしてAIモデルが繰り返しがちな言い回しのチェックです。レポートには、どのエンジンが文章を検出し、どのエンジンが問題なしと判断したかが表示されます。

スコアは3,252本の文章からなる公開ベンチマークSlopBenchで較正されています。55以上になる人間の文章は100本中2本未満です。データと手法は公開されています。

文章がPangramや他のAPIに送られることはありません。コードはMITライセンスなので、SlopTotalを自分のサーバーで動かすこともできます。

自分で比べる方法

同じ文章を両方のツールに貼り付けてください。結果が分かれたところでは、SlopTotalのエンジン表が、どの種類の検出器が差を生んだかを示します。2つの数字を並べるよりも多くのことがわかります。

23のエンジンがスコアを出す仕組み

SlopTotalは1つのモデルだけに意見を求めません。23の独立した検出器を動かし、23のスコアをすべて表示します。役に立つ情報は、意見の食い違いの中にあることが多いからです。9つは人間の文章と機械の文章を見分けるように学習したニューラル分類器で、DeBERTa-v3-large、RoBERTa-large、パラメータ数440万のBERT-tinyなどがあります。7つは学習を必要としない統計テストで、GPT-2モデルにとって文章がどれだけ予測しやすいかを、パープレキシティ、トークン順位、log-rank、2つのモデル間の交差エントロピーで測ります。残りの7つは文章そのものを読み、文の長さのばらつき、語彙、構成、ぼかした表現、AIモデルが繰り返しがちな決まり文句を見ます。

全体のスコアは平均ではありません。SlopBenchで当てはめたロジスティックモデルが、ほかのエンジンの結果がわかったうえで各エンジンが加える情報の量に応じて重みを付けるため、同じように間違えるエンジンが二重に数えられることはありません。ごく短い文章は中央に寄せられます。数語では証拠がほとんどないからです。

判定の帯域は人間の文章をもとに決めています。45はスコアが高い上位5%の人間の文章が始まる位置、55は上位2%、80は上位0.5%です。つまりスコアが55以上なら、そこまで高くなる人間の文章は100本中2本未満ということです。ほかの言語には独自のモデルがあり、言語ごとに対応、試験的、まだ信頼できない、のいずれかが示されます。

3,252本の文章で測定

精度の数字は、何で測ったかを示さなければほとんど意味がありません。SlopTotalはSlopBenchで測定しています。これは、すべてChatGPT登場以前に書かれた人間の文章1,626本と、同じテーマ・同じ長さで最新の14モデル(GPT-6、DeepSeek、Qwen、Llama、Mistral、Gemma、GLMなど)が書いたAIの文章1,626本からなる公開ベンチマークです。ニュース、百科事典、科学論文の要旨、Q&Aの回答、Redditの投稿、レビュー、学生の作文、母語ではない英語、小説を含みます。1種類の文章だけで試した検出器の数字は、現実の場面では崩れてしまうからです。

不公平を見つけるための区分が二つあります。1532年から1915年に出版された文学の87の抜粋(高いスコアは定義上すべて誤り)と、英語を第二言語として書く人の作文です。後者は、検出器が最も誤って疑う人たちです。主要な数字はすべて、モデルの調整に使っていない種類の文章で測定しており、結果は失敗も含めてリポジトリで公開しています。

検出が機能しなくなるところ

短い文章は、どの検出器でも信頼できません。約80語未満ではスコアが言葉の選び方だけで大きく揺れ、約200語以上で落ち着きます。ツイートに自信たっぷりの答えが出たら、その答えを疑ってください。

少しだけ手直ししたAIの文章は難しいケースです。人が書き直すたびに機械の痕跡は消えていき、ここから先は手直しが関係なくなるという境目はありません。ソースコードは対象外です。エンジンは自然言語で学習しており、AIが書いたコードを確実には検出できないため、SlopTotalもそうは主張しません。

スコアは証拠であって、判決ではありません。23のスコアを使ってどこを見て何を尋ねるかを決め、実際に尋ねてください。検出器の結果だけで、成績、採用、掲載を決めるべきではありません。

よくいただく質問

登録不要で無料のPangramの代替はありますか?

あります。SlopTotalには有料プランもクレジットもアカウントもありません。テキストを貼り付ければレポートが出ます。比較のために、Pangramの料金:登録後は1日20回まで無料。有料プランは月20ドルから。

SlopTotalはPangramより優れていますか?

文章によって異なります。正直に言えば、ご自身の文章で両方を試すのが一番です。SlopTotalは測定方法を公開しています。SlopBenchでは人間の文章の1.7%が「AI生成の可能性大」と判定され、各レポートにはすべてのエンジンのスコアが載っています。

SlopTotalは文章をPangramやOpenAIに送りますか?

いいえ。23のエンジンはすべてSlopTotal自身のサーバーで動き、文章が外部のAPIに送られることはありません。

オープンソースのPangramの代替はありますか?

SlopTotalはGitHubでMITライセンスで公開しています。23のエンジンは公開モデルと公開済みのテストで、Dockerのコマンド1つで検出器全体を自分のサーバーで動かせます。